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私は二年前から手話
を勉強しています。
最初に手話を学んでみようと思ったきっかけは、従兄に聴覚障害者がいて、子供の頃その従兄が通っているろう学校(今では支援学校)に運動会を見に行ったことです。
その時に「耳の聞こえない従兄達はどうやって動くのだろう?」と思っていました。
そんな心配はよそに従兄達は補聴器をつけ大きな太鼓の音を聞いて動いており、その太鼓の横で先生が手を使ってみんなに話しているようにしておられました。それが「手話」を知ったきっかけです。
従兄は親戚が誰も手話を知らないから、身振りや筆談で私達と話していました。
実際に手話を習ってみると、覚えるのが大変でした。指文字なんかはまだまだ使うと時に迷ってしまいます
また、学んだのは手話だけではなく、障害者の人達の思い、苦労、その他にも色々なことを教えて頂くことが出来ます。
本当に色んなことを聞いたのですが、心に残っているのが、東北の震災の時、避難所で他の人達と過ごすことになった聴覚障害者の人達が、食料の配布でみんな並んでいるのに、なんで並んでいるのかわからず、それを見ているだけで、気付いて後ろに並んだ時にはもうすでに食料がなく何も食べられずに何日も過ごすことになったという話や、駅で電車が来るのを待っていても事故で電車が来ないのを、放送だけで言われても聞こえないからわからないまま待っていた、という話。
他にも、健聴者にはわからない聴覚障害者の人達の思いを聞きました。
少しでも話が出来たら、少しでもお手伝いすることが出来たら、と思っています
介護という仕事をしていて、聴覚障害者の人の老人介護施設が少ないことを知りました。
今、市役所の方々や障害福祉課の人達もそんな施設を探しています。
私も、そういう施設が出来たら少しでもお手伝い出来たらと思っています。
手話を学んで、視野も広がり、自分にも自信がついてきた気がしています
(なごやかケア本館)
実家には3メートルの高さのロウバイがあります。
毎年二月に薄黄色の小さな花を香り豊かに咲かせ、早春を届けてくれます
今年度の十二月は暖冬で、一月十五日には薄黄色のつぼみをしっかり膨らませ、早春の色を見せ始めていました
ところが、突然の大寒波襲来でした
ものの見事に寒害を受け、花は焦げ茶色にしぼんでしまいました
94歳になる母が、「今年はかわいそうにね、自然には勝てん」と残念そうに寒に傷んだロウバイを見上げていました。
「そうだねぇ」と、穏やかな季節の移ろいを願いつつ、早春の弱い日差しに包まれて、元気でいてくれる母と、穏やかな時間に感謝です
(なごやかケア本館)