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ついこの間まで暑い日が続いておりましたが、
急激に朝晩の気温が下がってまいりました。
急な気温の変化に体調崩される方も多くみられるのではないでしょうか。
私も、先月末より鼻の調子が悪く、風邪ではないかと思い、内科に行くも鼻声になっていくし、
鼻水も止まらず、耳鼻科に行くと、副鼻腔炎との診断
今月いっぱいは、薬を手放せそうにありません。
皆様も、体調に気を付けて、平成最後の秋をお楽しみ下さいませ
(なごやかケア別館)
嬉しいこと、幸せなことはそうそう起こらないので、
たまに起きる小さなことが奇跡の様に思える時があります。
8月下旬のことでした。
遅出で既に暗い道を、寮まで懐中電灯を持って歩いて帰っている時、
途中、何やら動く物を発見しました。
以前、狸を見たことがあるので、狸かしらと灯を当てて見ると、
なんと、リードをひきずったまま歩いている犬でした。
どうしようかと思いましたが、
リードがついたままでは何かに絡まったら危険だし、
そうだ、犬なら自分の家に帰れるに違いないと、
私は名犬ラッシーを思い浮かべました。
思った通り、リードを握ると、犬はぐんぐん歩いていきました。
ところが、ある地点まで歩くと、止まって動かなくなってしまいました。
仕方がないので、近くの家を尋ね、
この犬を見かけた事はありませんかと聞きましたが、わかりませんでした。
寮の近くで、二軒目尋ねたお家で、
「警察に連絡した方が良いのでは」と言われ、意を決し110番しました。
迷い犬の通報に困惑しつつもパトカーは来てくれました。
事情聴取の後、警察の方が
「ご存知とは思いますが、こういう犬はそう長くは預かれません。
保健所に送られ・・・」と殺処分について、触れられました。
その時、自分のしている現実に気付き、深く深く後悔をしました。
もしかしたら、あのまま放っておいた方が良かったのではないかと。
ワンちゃんは、自分で家に帰れたかもしれないし、
もし飼い主が旅行中で、他の家に預け、そこから逃げ出したのだとしたら、
飼い主が帰って来た時に、殺処分されていたらどうしようかと、
悪い事ばかり頭に浮かんできました。
それから、夜勤・明け・公休と3日間、
朝起きたらその現実を思い起こし、
暗い気持ちで日々を過ごしました。
飼い主がワンちゃんを探していてくれたらと、祈る様な気持ちでしたが、
きっとそんな奇跡は起こらないだろうと思っていました。
しかし、奇跡は起きたのです。
公休の翌日、早出の朝、
暗い気持ちで出勤しようとしていた私は、
寮の前の道路を横断しようとした時、目の前に、
見たことのあるリードをつけたあのワンちゃんを発見したのです!
飼い主さんと一緒でした。
私は思わず「良かった、帰れたのね。」と叫んでいました。
もう半分泣いていました。
飼い主さんは
「家に遅く帰ったらいなくて・・・。警察に届けて下さってよかった。
こいつは目も足も弱っているので、自分で家によう帰らんのです。」
と事情を説明してくださいました。
私はただ、ただ感謝しました。
老犬であるワンちゃんを探して
警察まで問い合わせて下さった優しい飼い主さんと、
今朝ここで偶然会わせて下さった神様に。
生きた心地のしなかったこの数日間の辛さがあったからこそ、
この嬉しさは本当に大きく感じられました。
しかし・・・
ずっとワンちゃんが飼い主の元に帰れたなら、
それ以上のことは何も望みませんと祈り続けてた私ですが、
今はそれを忘れて不平不満たらたらの毎日です。
時々は、この事を思い出して
小さな幸せに感謝する事を忘れない様にしたいと思います。
(なごやかケア本館)